熱性痙攣

1999-01-01 00:00 by kcrt

 

熱性痙攣

  • 複雑性の要素がない + 現在の意識レベルがはっきりしている → 初回でも必ずしも血液検査などは不要
  • けいれんを起こしてきた時は、初回でもジアゼパム坐剤を挿肛、8時間後の分も処方する
  • 意識レベルがおかしい or 複雑性の要素があれば、採血(CBC, 生化学, ガス, NH~3~)を。
  • 必要があればCTを取て入院。

単純型熱性痙攣

  • 年齢: 6M-5y.o.
  • けいれんが全身性で持続は15分以内
  • 発熱してから24時間以内のけいれん
  • 痙攣後睡眠状態(postictal state)が長くない (30min.-1hr程度)
  • 身体所見: 神経学的異常が無い
  • 基礎に神経学的異常が無い(中枢神経疾患・発達遅延など)
  • 家族歴があることが多い
  • 有病率は7-8%

要注意因子

  * てんかん発症に関する要注意因子 (Ep因子)
    * 熱性痙攣発症前の明らかな神経学的以上もしくは発達遅滞
    * 非定型発作(1: 部分発作, 2: 発作の持続が15-20分以上, 3: 24時間以内の繰り返しのいずれか1つ以上)
    * 両親や同胞におけるてんかんの家族歴
  * 熱性けいれん再発に関する要注意因子 (Fs因子)
    * 1歳未満の熱性けいれん発症
    * 両親または片親の熱性けいれんの既往
  * 2項目以上陽性で過去に2回以上の発作がある場合はDZPの予防投与を検討

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