MRI上の髄鞘化の時期
- 参: 小児・新生児診療 ゴールデンハンドブック
- 髄鞘形成は2歳頃まで急速に進行し、発生学的に古い部位から新しい部位、尾側から頭側、背側から腹側、中心から末梢へと進行する。
- 髄鞘形成に伴い、コレステロールや糖脂質が増加し、T1WIは高信号になる。水分量は減少してT2WIは低信号となる。
部位 | T1WI(高信号化) | T2WI(低信号化) |
---|---|---|
中小脳脚 | 生下時 | 0-2M |
小脳半球白質 | 0-4M | 3-5M |
内包後脚 後部 | 生下時 | 0-2M |
内包後脚 前部 | 0-1M | 4-7M |
内包前脚 | 2-3M | 7-11M |
半卵円中心 | 2-4M | 7-11M |
脳梁膨大部 | 3-4M | 4-6M |
脳梁膝部 | 4-6M | 5-8M |
後頭葉白質辺縁部 | 4-7M | 11-14M |
前頭葉白質辺縁部 | 7-11M | 14-18M |