B型肝炎
HBc 抗原
ウィルスのコア部分。通常検査しない。
HBe 抗原
ウィルスのコア部分。HBcと違い血中に出てくるため、測定するのはこちら。 HBe抗原(+)であれば高い感染性を持つ
HBs 抗原
ウィルスのコアを覆っている殻部分。 HBe抗体が陽性になるとHBe抗原(-)となってしまうため、感染性の評価はHBs抗原で行う。
HBe 抗体
抗体出現時はウィルス量が減ってきていることを意味する。 HBe抗体(+)となっていれば、HBe抗原が存在していてもHBe抗原(-)となり得る。
HBs 抗体
中和抗体。HBs抗体(+)なら免疫有り。 HBs抗体(+), HBc抗体(-)ならワクチンによる免疫を意味する。 陰性化しても感染予防に働くという意見もあるが、日本では再接種が事実上の標準となっている。
HBc-IgM
病初期もしくは増悪期に出現。 初感染から3~12ヶ月間、一過性に高力価で出現。 HBVキャリアの急性増悪では低力価に出現。
HBc 抗体
感染の比較的早期から生涯にわたって持続。 既往感染を含めた感染歴のチェックに。 CLIA法 ≧10.0で持続感染疑い。