区分診断法

1999-01-01 00:00 by kcrt

 

区分診断法

心房位

心耳の形態学的診断は難しい場合も多く、流入する課題静脈の還流で右房を決定する。

  • 剣状突起下水平断面で
    • 下大静脈が脊柱の右側、下行大動脈が脊柱の左側 → 心房正位 (sinus solitus: S)
    • 下大静脈が脊柱の左側、下行大動脈が脊柱の右側 → 心房逆位 (sinus inversus: I)
    • 特定できない場合 → 心房不定位 (sinus ambiguous: A)
  • 矢状断で下大静脈が流入する心房を右房と診断する。

心室位

  • 右室: 粗い肉柱形態, 中隔面が粗, 房室弁の付着位置が心尖部に近い, 中隔に調節帯がある, 流出する大血管に漏斗部がある
  • 左室: 肉柱形態が細かい, 中隔面がなめらか, 2個の乳頭筋が自由壁から隆起する, 流出する大血管に漏斗部がなく房室弁との線維性連続がある
  • 右室が左室の右: D-loop, 右室が左室の左: L-loop

大血管位

  • 肺動脈は心室から出るとすぐに左右に分岐する
  • D-position 大動脈が肺動脈の右にある (正常)
  • L-position 大動脈が肺動脈の左にある
  • X-position 大血管が1本しかない

心房-心室接続

心室-大血管接続

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