検尿

1999-01-01 00:00 by kcrt

 

検尿

  • 参考: 小児の検尿マニュアル

尿定性(半定量)

- - +- 1+ 2+ 3+ 4+
Glu - 30/50 70/100 150/200 300/500 1000/OVER
Pro - 10/20 30/50/70 100/200 300/600 OVER
Bil -   0.5/1.0 2.0/3.0/4.0 6.0/8.0/10.0 OVER
UB Normal   2.0/3.0 4.0/6.0 8.0/12.0 OVER
OB   0.03 0.06/0.1 0.2/0.5 1.0/OVER  
- <5 10 20 60 300  
Ket     10/20 40/60 80/100 150/OVER
WBC - 25 75 250 500  

3歳児検尿フローチャート

保健師
  • 一次検尿: 尿蛋白 ±以上 → 二次検尿へ
  • 二次検尿: 尿蛋白 ±以上 → 精密検診へ
  • 尿潜血・糖は必須としない
  • 有所見者は二次精密検診へ
一次精密検診(かかりつけ医)
  • 診察
  • 尿検査: 尿蛋白/尿Cre比 0.15g/gCre以上、尿β2MG/尿Cre比 0.50ug/mgCre以上
  • 血液検査: 血清クレアチニン 0.38mg/dL以上
  • 血圧測定(推奨検査): 110/70mmHg以上 (標準マンシェット幅 7cm)
二次精密検診(地域中核病院)
  • 診察
  • 腎臓超音波: 片側腎長径 5.7cm未満, 腎長径左右差 1.1cm以上, 水腎症 SFU分類3度以上
  • 尿検査・血液検査・血圧測定

学校検尿フローチャート

学校
  • 一次検尿: 尿蛋白 1+以上 and/or 尿潜血 1+以上 → 二次検尿へ
  • 二次検尿: 尿蛋白 1+以上 and/or 尿潜血 1+以上 → 精密検診へ
  • ただし、尿蛋白 3+以上 → 緊急受診
病院
  • 精密検診
    • 診察、問診
    • 尿検査: 定性・沈渣・尿蛋白/尿Cre比
      • 追加候補: 尿β2MG/尿Cre比
    • 採血: 蛋白・アルブミン・クレアチニン・BUN・補体(C~3~)
      • 追加候補: CBC, T-Chol., ANA, ASO, IgG, IgA, IgM, cysC
      • cysCは3ヶ月に1回保険適応
    • 身体所見: 身長・体重・血圧測定
  • 暫定診断(下記)
  • 小児腎臓専門施設への紹介基準
    • 早朝第一尿の尿蛋白/尿Cre比および尿蛋白定性がそれぞれ
      • 0.15-0.4 g/gCre, 1+程度が 6-12ヶ月程度持続が見られたもの
      • 0.5-0.9 g/gCre, 2+程度が 3-6ヶ月程度持続が見られたもの
      • 1.0-1.9 g/gCre, 3+程度が 1-3ヶ月程度持続が見られたもの
    • 肉眼的血尿 (遠心後肉眼的血尿を含む)
    • 高血圧
    • 低蛋白血症 (Alb < 3.0 g/dL)
    • 腎機能障害
    • 低補体血症
定期受診の方法
  • 血尿のみ: 最初の1年間は3ヶ月ごと、以後も血尿が続けば1-2回/年
  • 蛋白尿、血尿蛋白尿: 最初の3ヶ月は1ヶ月ごと、以後は2-3ヶ月ごと

At your own risk!

この文章に掲載されている内容は、個人のメモとして過去に作成された物であり、内容に関して保証はありません。

Sorry, private only...

このページの内容は、個人のメモとして利用するために作成された物で、一般に対して公開しているものではありません。また、記載についてアップデートされているとは限らず、現状にそぐわない古い情報が含まれている可能性があります。
それでも見る...