グルカゴン負荷試験_糖尿病

1999-01-01 00:00 by kcrt

 

グルカゴン負荷試験 (糖尿病検査)

  • 成長ホルモン分泌不全に対するグルカゴン負荷試験は低身長精査入院プロトコル参照
  • 参考: 小児内科 vol.45, 5 2013-5
  • グルカゴン
    • 肝におけるグリコーゲン分解
    • アミノ酸からの糖新生
    • リパーゼの活性化による脂肪分解
    • ケトン体生成
    • β細胞を刺激してインスリン分泌 (直接刺激による)
    • 下垂体前葉からのGH分泌
    • δ細胞からソマトスタチン分泌

方法

  • 早朝空腹時に、グルカゴン1mgを注射用蒸留水1mLに溶解して、0.02-0.03mg/kg(成人: 1mg)を静脈内投与する。
  • 0, 3, 6, 9, 15(, 30)分での血糖値・血清CPR・IRIを測定する。
  • 簡略化する場合は0, 6分のみでもOK
  • CPR・IRIは通常3-9分に頂値をとる。
  • 血糖値はやや遅れて20-30分後に頂値になることが多い。
  • 二次性の低血糖に注意する。
  • 代謝内科: 採血→30秒で注入、生食フラッシュ→6分後に採血して終了)

基準値・診断基準

  • CPR: 通常成人で早朝空腹時 1.0-3.5ng/mL, 負荷後の頂値で5-7ng/mL以上に上昇する。
  • 一般的にCPRの頂値 3ng/mL未満の場合インスリン分泌不全ありと判定する。
  • 頂値 1ng/mL未満の場合は著しい分泌不全といえる
  • (2型) ⊿CRP 2.0以上あれば経口でのコントロールがいけるかも

At your own risk!

この文章に掲載されている内容は、個人のメモとして過去に作成された物であり、内容に関して保証はありません。

Sorry, private only...

このページの内容は、個人のメモとして利用するために作成された物で、一般に対して公開しているものではありません。また、記載についてアップデートされているとは限らず、現状にそぐわない古い情報が含まれている可能性があります。
それでも見る...