1ヶ月

1999-01-01 00:00 by kcrt

 

1ヶ月健診

1ヶ月健診, XXMXXd
born: XXwXXd, XXXXg, pp/mp, male/female
BW: XXXX[g] (+ XXg/day), Ht: XXXX[cm], HC: XX[cm], CC: XX[cm]

栄養: 母乳・混合・人工栄養
 哺乳: XX 分, XX 時間おき
 人工乳: XXX mL x XX 回
排尿: XXX 回/日
排便: XXX 回/日, 色: XX番くらい
嘔吐: あり・なし

大泉門: 平坦, XXX x XXX cm
口唇・口腔: 口唇口蓋裂なし・舌小帯短縮なし
呼吸音: air入りOK、ラ音なし
心音:整、雑音なし
腹部:平坦、軟、腹部腫瘤触知せず
臍: 乾燥している, ヘルニアなし
肛囲: おむつかぶれなし
四肢: 浮腫なし
末梢: 冷感なし
皮膚: 黄染なし, TcBil.: XXX(頭) / XXX(胸)
股関節: 開排制限なし
停留精巣なし, 陰嚢水腫なし

明るい方を見たり、顔を追いかけますか: 
音のするほうを見たり、大きな音に驚いたりしますか: 

Moro反射: +/+
引き起こし反射: OK
把握反射: OK
著しいATNR: なし

入浴と顔の洗い方について説明した
ビタミンKについて説明した
予防接種について説明した
便の色が薄くなった場合・皮膚黄染が強くなる場合は小児科受診が必要であることを説明した

次回は: 2週間後 1ヵ月後 受診 / 当院で3-4ヶ月検診(XX/XX) / 近医へ

体重増加

  • 出生体重による影響が大きいので、体重絶対値ではなく一日何グラム増えているかを確認する
  • 20-30g/dayの体重増加が一般的
    • 最低体重からまたは前回の測定から計算
    • 20g程度以下の場合は何らかの対応を
      • 吸綴方法の確認
      • 授乳回数を増やす(頻回授乳)
      • Queue feeding:赤ちゃんが欲しがるサインについて説明
        • 口を動かす、音を立てる、手を口に持っていく、素早く目を動かす、クーと言ったような柔らかい声を出す、むずがる
      • 乳房マッサージ、授乳中の乳房圧迫
      • 搾母乳の追加
      • 人工乳
  • 人工乳の減らし方 (( お母さんが元気になる乳児健診 ))
    • 一日あたりの補足量から50mLを分けて減らす。減らした量で2〜3日続ける。
    • それでも体重増加が得られているなら再び同じ量を減らす。
    • 空腹の徴候や体重増加が得られない場合は減らさずに1週間続ける。1週間後も体重増加が得られない場合は補足量を戻す。

おむつかぶれ

  • こまめなおむつ交換
  • 拭き取るのではなく洗い流すように、石鹸は1日1回まで。おしりふきは使わない。
  • 洗い流した後は柔らかい布で抑えるように水分を取る。
  • ワセリン・サトウザルベ(亜鉛華軟膏)などで保護
  • それでもダメなら、ロコイド軟膏を1日数回塗布、上から亜鉛華軟膏を重層(機械刺激からの保護)
  • 乳児寄生菌性紅斑(Candida albicans)ではないか?
    • シワの中・レース状・鱗屑・小膿疱があれば乳児寄生菌性紅斑を考える:抗真菌薬を
    • エンペシド・ニゾラールなど

鵞口瘡

  • 口腔内に白いものがついている場合、まずは舌圧子やガーゼを巻いた指でこすってみる
  • こすって取れるようなら → ミルクかす
  • 外れないようなら鵞口瘡と考えられる
    • 自然治癒も多く、全例が治療対象ではない。
    • 範囲が広い・哺乳量が少ない(びらんを起こして哺乳量が減ることがある)・オムツかぶれあり(乳児寄生菌性紅斑になる) の場合は治療を検討する。
    • 古典的にはピオクタニン 1日2回、ただし色素が見た目に悪い&時に潰瘍をきたす → 動物実験で発がん性が認められ現在では発売中止
    • 最近はフロリードゲル経口用2% 1日2-4回 5日間まで がおすすめ
    • 母乳保育なら、児のみに症状が出ている場合も母の乳頭にも塗布が必要
    • 人工乳なら、哺乳瓶の消毒方法などを再確認する (ミルトンでOK)

いちご状血管腫

  • 出生時にはわずか(または無症状)
  • 生後数週間で急速に隆起して増大、3-7ヶ月で最大
  • 2歳頃から退縮が始まり、5歳までに50%、7歳までに75%の苺状血管腫が自然に治癒
  • 治癒しても表面や不自然な外観を残すことがあるため、レーザー治療を行うことがある。

単純性血管腫 (ポートワイン血管腫)

  • 出生時より存在している
  • 広範囲の場合には、全身麻酔を考慮にいれて生後3ヶ月より治療を検討
  • 正中部母斑・ウンナ母斑と鑑別が必要

正中部母斑(サーモンパッチ・ウンナ母斑)

  • 正中部: 人中、眉間、上眼瞼、前額部(ひたい)、項部(うなじ)に出現する。
  • うなじに出現したものはウンナ母斑と呼ばれ半数は消失しない、が髪の毛で目立たなくなる部分でもあり必ずしも治療は不要
  • それ以外の部位のものは生後一~三年以内に大部分は自然と軽快する
  • 一年たっても改善がなければ単純性血管腫(レーザー治療の適応)も考えて紹介を考慮。

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