自分用に薬の使い分けメモを書いていく。
いちおういろいろ調べて書いてますが無保証です。臨床で使われる方はご自分でも調べて使ってください。
第1世代
腸球菌(Enterococcus)をのぞくグラム陽性球菌・E. coliなど
- Cefalexin [CEX] (ケフレックス)
- Cefaclor [CCL] (ケフラール)
使い分け
- CEXは扁桃腺への移行がCCLより悪い
- CEXはおいてない病院・薬局が多い(らしい)
- CEXは腸球菌への適応がなぜか通っている(もちろんセフェムなので使わないのが無難だと・・・)
- CCLは吸収率がCEXより悪い(同量だと血中濃度が低くなる)
- CCLはH. influenzaeに効果あり。ただし、β-lactamase産生菌には無効。
- CCLは他のβラクタム系と比較してアナフィラキシーの頻度が10倍以上高い。
- 第3世代(CFDN, CFPN-PI, CDTR-PI)と比較して常用量が多い(CDPN-PI 9mg/kg/day に対して CCL 30mg/kg/day)→少々MICで劣っていても血中濃度は高くなるので、感受性のあるMSSA, E.coliなら優位かも
第2世代
腸内細菌に強くなった代わりにグラム陽性菌に弱くなった。インフルエンザ菌に効く。
- Cefotiam [CTM] (パンスポリン)
- Cefuroxime Axetil [CXM-AX] (オラセフ)
使い分け
- あんまりどっちも使わないからわかんない
第3世代
より広くなった。髄液移行性がよくなった。
- Cefdinir [CFDN] (セフゾン)
- Cefcapene Pivoxil [CFPN-PI] (フロモックス)
- Cefditoren Pivoxil [CDTR-PI] (メイアクト)
使い分け
- CFDNはスペクトラムがちょっと狭い。
- というかCFDNって第2世代じゃなかったの?
- CFPN-PIは淋菌への適応がある。
- CFPN-PI・CDTR-PIはそれほど耐性でないPRSP・BLNARにも効果がある。
- CDTR-PIは牛乳アレルギーの人には使えない。→最近のは大丈夫
その他
FRPM (ファロム)
- PRSPに有効.